令和のものづくり
9月も終わろうとしています。
小規模事業者持続化補助金関係のお仕事の依頼も増えてくる関係もあり、8月くらいからプロセスデザインファクトリーでは毎年繁忙期になります。
今年もある製造業者様のHPに対する補助金の審査が通り、プロセスデザインファクトリーでやらせていただくことになりました。
そんな繁忙期の中でも毎回欠かさず行くのがギフトショーです!
ギフトショー、皆さまは行かれましたか?
様々な雑貨やライフスタイルに関する商品等が発表される有名な展示会です。
出展するには結構な金額が必要なのと、毎年出続けないといい場所が取れない人気の展示会ですが、今年はビッグサイトでもかなり広範囲となっていました。
そんな展示会ですが、私は今年、セミナーを傍聴してきました。
そのテーマはずばり「令和のものづくり」。
3人のセッションで私の憧れの方もお話されていたのでとても楽しみにしていたのですが、内容も面白く参考になるお話でした。
興味深かったのは、これからの「流通」についてのお話。
現在はものを作っても売れにくくなっています。
展示会もものすごく増えたし出展社も多くなってきている。
おまけにライフスタイル市場は飽和状態です。
となると、売りたい人が増えているけれど結果的には需要と供給が合っていない状態。
つまり、「売り方・流通が変わってきた」ということなのです。
どう変わってきたか?
一つは、例えば「食」産業が他の業界(ライフスタイル)に出てきたりと、異業種が出てくる時代になってきました。
もう一つはやはり無店舗ネットショップが増えてきているということです。
現在はネットショップによって個人が無店舗でも参戦できる状態になっていて、「オリジナル商品」をネットショップ上に販売し、プラスして現実的なマルシェなどのイベントに出店して直接販売するというアナログとデジタルの両方の売り方になってきてるのです。
イベントに出店することが広告のような役割も果たしますし、一般の方の反応を直接見ることが出来る機会にもなります。
企業となるとどうしてもBtoBばかり気にしてしまいますが、最終的に商品を選ぶエンドユーザーがどのようにその商品を見てくれるか!?が結果的には必要です。
BtoBばかりやっているとそこが結構抜け落ちますし、営業時に上手く説明出来ないということもあるようです。

今まで思ってもみなかった新しい販路へ参入したり、コラボレーションをするのはエネルギーがいると思いますが、ずっと同じことをしていては何も始まりませんし、売り上げもいつかは落ちていきます。
また、新規顧客もなかなか取りずらい状況になります。
上の図を見ていただくとわかると思いますが、少しづつでも商品と市場共に新しい場所を探していくことも検討する必要が出てきます。
恐らく製造業からするとBtoC向け商品は割に合わず利益が取りにくいとは思いますが、そこから新たなOEMとしての取引が生まれることも考えられます。
先を見据えた対策、流通を見据えた商品づくり、柔軟な対応が今後ますます必要になるのではないでしょうか。
現在取引させていただいている企業様とは、それらを見据えたBtoC商品(オリジナルブランド)の新しい販路が広まりつつあり、嬉しい限りです。
これから手を入れるホームページ制作も、作戦を練りながら制作していきますよ!